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我が家の「写真感」

 

■アルバムを作っても、見ないから…
 
という声をよく聞きます。確かに、日常で開くことはないかもしれません。ですがスマホに入れた写真だってそんなに頻繁に見ないものですし、いつか大量のデータの中に埋もれてしまうかもしれません。
写真業をしている私達でさえも、アルバムとして完成された写真を見るたびに、ドキドキ・ワクワクを感じています。大きい写真でしか味わえない、「色彩の鮮やかさ」や「迫力」、そして「感動」があるからです。アルバムにすることによって、「一つの作品」として見る楽しみが生まれます。誕生日や記念日、みんなが集まるイベント時に見返すのも素敵ですね。
 
■写真を飾っても、色あせませんか?
 
という質問もよくお受けします。どんな高級家具もアクセサリーも経年劣化するように、写真も同じです。ですが、写真を飾って過ごした10年後や20年後を想像してみて下さい。子供たちがその写真から日々、「愛情」や「家族の絆」を感じながら成長していってくれるとしたら…。写真は劣化するかもしれないけれど、かけがえのない別の何かを得られるのではないでしょうか?
 
■データにするメリットは?
 
自分で何かを作ったり、スマホやパソコンで写真を送り合ったり、あるいは保存用に、「データ」の活用法はいろいろあります。データがあれば、将来への保険用としても安心です。現在は「CDやUSBメモリ」「ハードディスク」「クラウド」ですが、将来その時代に合わせて保存先をアップデートすることを忘れずに…!
 
■カタチに残そう!
 
スマホですぐ撮影できて、誰でもある程度の写真が撮れる時代。わたしたち「写真館」の役割とは何だろう?どんどん修整・加工して写真をより素敵にすることは出来るけど、本当に心に残る写真は、大切な人と一緒に写ったり、「おめでとう」とか「ありがとう」の気持ちが込められているのではないでしょうか。幸せが込められた、未来へ残す写真を一緒に作りましょう!

 

カメラマン紹介

志賀 大

Shiga Dai

1977年生まれ、福島県双葉町出身。1997年日本写真芸術専門学校卒業後、写真館勤務を経て2006年3月にphoto studio DAYS開業(福島県浪江町)。2012年10月いわき市に移転、現在に至る